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「脚がムズムズして眠れない…」鉄不足が原因かもしれないって本当!?

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「脚がムズムズして眠れない…」鉄不足が原因かもしれないって本当!?

夜眠りにつく頃、脚がムズムズして、どうしても動かしたくなる衝動が起きて、眠れない…。

「こむら返りじゃないよね?」「また今日も起こるのかな…」「眠れていないのが原因かな…」

堂々巡りで頭に浮かんでくる不安なフレーズ。そして、眠れない…。

もしかすると、レストレスレッグス症候群が眠れない原因かもしれません。「どこで区切るの??」と舌を嚙みそうな名前。比較的、男性よりも女性に多いレストレス・レッグス症候群について見てみましょう。

目次

1. レストレスレッグス症候群とは?
1.1 「脚をうごかさずにはいられない」衝動はなぜ起こる?
1.2 どのような時に発生する?
1.3 どのような時に消失する?
1.4 発生しやすい時間帯はある?
2. ドーパミンが関係している?
3. 実は鉄分不足が原因かも!?
4. 眠れない時はどうしたら良い?
5. まとめ

1. レストレスレッグス症候群とは?
日本語では、むずむず脚症候群とも呼ばれるレストレスレッグス症候群。英語で表記してみると、restless legs syndrome。最も舌を嚙みそうな部分restlessを分解してみると、rest=休止・休息、 less=~することができない・~なしで 「動かさずにはいられない」。なるほど、日本語の表現は症状そのものを、英語の表現は症状の結果起こる脚の状態を表わしているようですね。

「うごかさずにはいられない」衝動は、なぜ発生し、どのような時に起こり、どのような時に消失し、発生しやすい時間帯はあるのでしょうか?

順を追って見てみましょう。

1.1 「脚をうごかさずにはいられない」衝動はなぜ起こる?
脚にムズムズしたような不快で、表現し難い気持ちの悪い感じがあり、じっとしていることができなくなるために起こります。

1.2 どのような時に発生する?
座った状態や横になって動きが無く、じっとしている時にムズムズした感覚は突然発生します。

1.3 どのような時に消失する?
歩いている時や、脚を曲げ伸ばしするなど、動きのある時にムズムズした感覚は消失します。

1.4 発生しやすい時間帯はある?
症状が発生するのも悪化するのも、夕方や夜に限定されています。

レストレスレッグス症候群は、脚を長く動かさない時に「脚を動かさずにはいられない」衝動は起き、脚を動かすことで症状は一時的に改善するのですね!

長丁場の会議。意外と症状がでやすい環境下かもしれません。

 
2. ドーパミンが関係している?
レストレスレッグス症候群。そもそも何が原因で発生するのでしょうか?

原因の背景には、活動を促す交感神経が優位な状態で分泌され、やる気スイッチをオンにする神経伝達物質であるドーパミンの分泌不足が関係していると言われています。

では、なぜ、ドーパミン分泌不足とレストレスレッグス症候群との間に関連性があると言われているのでしょうか?

それは、ドーパミン分泌不足が病気の背景の1つにあるパーキンソン病の患者さんにもレストレスレッグス症候群が多く見られる症状のため、関連性があるとして指摘されています。

人生のスパイス程度の程よいストレス環境下で分泌が促されるドーパミン。不足する理由は、ライフスタイルのどのような場面に潜んでいるのでしょうか?

 
3. 実は鉄分不足が原因かも!?
レストレスレッグス症候群は、妊娠中の女性にも多く見られる症状

妊娠期は、胎児の成長を促すためにも、通常より多くの鉄分がカラダの中で必要とされ、鉄不足になり易い時期。体動が制限され、じっとしている時間も増えるため、症状が発生しやすい環境下であるとも言えます。

では、鉄不足の状態は、なぜレストレスレッグス症候群の症状に繋がりやすいのでしょうか?

それは、ドーパミンが作られる過程に鉄が大きく関与しているためと言われています。

女性のカラダは、妊娠中以外でも、ライフステージの各所で鉄不足に陥りやすいという現実。レストレスレッグス症候群の引き金となる可能性がある鉄不足。やはり、日頃から鉄分の補給には心を配りたいですね。

そして、鉄不足の他にも、レストレスレッグス症候群の症状を招いたり、増悪させる可能性がある代表的嗜好品があることをご存じでしょうか?それは、カフェイン、アルコール、ニコチン(タバコ)。鉄の吸収を阻害したり、睡眠との相性が良くないものばかり。たまには、美味しいお酒をお付き合い程度では頂きたいかもしれませんが…、レストレスレッグス症候群はなくても、注意が必要です。

 
4. 眠れない時はどうしたら良い?
「眠れない」ことだけにココロが囚われてしまうと焦りが募り、更に眠れないということはありませんか?

脚がムズムズした感覚は、睡眠不足や不眠の状態が続いているから起きている訳ではありません。

睡眠の改善を目的として、就寝前の入浴や照明器具の調整、室内の温度設定など、“おやすみ環境”を整え、眠れる日をひたすら待つことは、よりストレスを与える結果に繋がるかもしれません。

脚にムズムズした違和感があって目が覚めてしまう場合は、睡眠環境を整えるよりも、睡眠の専門医を尋ねてみることが解決への近道です。

 
5. まとめ
日頃からライフスタイルを微調整することは大切です。一方で、ライフスタイルを調整するだけでは解決できないことも意外とたくさんあるものです。

自分ひとりでがんばり過ぎず、眠れないそもそもの原因を専門家に尋ねてみることが、不安を解消しながら、解決への糸口を探し当てる大きなきっかけとなるのではないでしょうか?

女性では、妊娠期以外にも、40歳以降でレストレスレッグス症候群を発症しやすい傾向にあるとも言われていますので、受診に際して、1つの目安になるかもしれません。

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wanobi

医療・保健の国家資格を有し、医学系学会で学びを深め、グローバルでクリエイティブな環境、読書とアート、世界の建築と庭園、お料理とグローカル食材をこよなく愛する運営者wanobiが、これまでに培った知識と経験、学びのアップデートを基に、女性・こども・家族のココロとカラダにとって大切な情報をお伝えします。日・仏・英3か国語で運営

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