「近頃よく耳にするメノポーズって何?」
「何だか最近、疲れやすい。年齢的な問題かな…。顔がほてるような感じもあるし…。これって…」
以前とは違う感覚。ちょっとした違和感。
「そういえば最近…」という心からの問いかけに耳を傾け、あなたにとって、最適な対処方法を見つけましょう!
目次
2.「これって更年期?」セルフチェック!
3.メノポーズ攻略法:ライフスタイル編
4.メノポーズ攻略法:メディカル編
5.まとめ
1.メノポーズ(更年期)とは?
メノポーズmenopause(更年期)は閉経を挟む前後5年間の年代を指します。
閉経の平均が50歳、その前後、45~55歳がメノポーズ(更年期)。
メノポーズ世代の女性が、1年以上の無月経状態を経て閉経を迎えます。
閉経に向かって、女性ホルモンの代表格エストロゲンが急激に減少していくこの時期、同時に、社会的・家庭内での役割負担に伴うストレスは増し、いわゆる、更年期症状が出現してきます。
主な症状と関連のあるライフスタイルの分類は以下の通り。
women’s health | ほてり、発汗、冷え、めまい、動悸など |
ねむる・睡眠 | うつ症状、イライラ、不安、不眠など |
うごく・運動 | 肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛など |
たべる・栄養 | 吐き気、食欲不振、腹痛、便秘など |
women’s health | 頻尿、排尿障害、性交痛、膣乾燥など |
※ここでは、「更年期」ではなく、「メノポーズ」を併記し優先的に表記しています。それは、言葉が与えるインパクトは大きいと考えるからです。外来語のほうが、日常生活からの距離感があり、軽やかなイメージを与えるのでは?「メノポ」のほうがかわいいかも!?ちょっとイライラ時は「ごめんメノポなの」
悩み過ぎず、セルフチェックを行って、上手く対処し、乗り切りましょう!
2.「これって更年期?」セルフチェック!
女性特有の病気や症状がライフスパン(年代)によって様々生じるため、ちょっとした症状で診てもらうかかりつけ医とは別に、産婦人科専門のかかりつけ医を持つことが大切です。
一方、セルフチェックを行い、自分でも調整が可能な程度か?至急専門医を受診すべきか?の判断も重要です。
SMI(simplified menopausal index)簡略更年期指数票を用いて、まずは、チェックしてみましょう!
※小山嵩夫クリニックHPより引用
結果はいかがでしたか?
well-being WANOBI The BEST Wellness Programでは、かかりつけ医検索、および、ライフスタイルに関するサポートをいたします。
3.メノポーズ攻略法:ライフスタイル編
メノポーズの症状が無かったり、軽度だったり、更には、症状がある場合も薬による治療だけではなく、ベースとして、ライフスタイルを整えることが大切!具体的には以下の5つの方法が有効です。
1)食事・栄養
・食物繊維をしっかり摂って腸内環境を整える
・エストロゲン様作用のある大豆イソフラボンを摂る
・Women’s Health を支える4つの栄養素を摂る
2)睡眠
エストロゲン分泌が低下すると眠りの質も低下します。「お肌のためにも眠らないと!」という意気込みは捨て、「前よりはぐっすり眠り難いかも。ま、いっか」という心持ちをベースに、生体リズムに合わせた睡眠を心がけましょう。
3)エクササイズ
1週間に3時間程度のエクササイズだけでもメノポーズ症状は緩和されます。まとめて3時間よりも毎日20分程度を続けるとココロの不調も解き放たれ易くなりおススメ!ただし、就寝前の運動は避け、実施する場合は、リラクゼーションを目的とした、ストレッチ程度の内容にしましょう。エクササイズ効果は大きく期待できませんが、アロマランプの光のもと、肩・首まわり中心に実施するヨガは、昼間の喧騒からカラダを解放し、ココロを柔らかくしてくれます。一方で、強度の高い運動は、交感神経を優位にし、眠りに就きにくくしますので、遅くとも、就寝2時間前までに終了しましょう。
4)卒煙
喫煙は閉経を数年早めるという研究結果があります。美の救世主ビタミンCの吸収も阻害し、女性の健康にとっては敵対する関係にあります。男性にとっても健康に良い影響は1つもなく、喫煙するパートナーによる受動喫煙の影響も同様にありますので、自分だけではなく、パートナーにも注意を!ア〇〇スなどの加熱式タバコも同様にNGです。
5)アロマセラピー
アロマセラピーは、花、葉、果皮、樹脂などから香りの成分を抽出した精油(エッセンシャルオイル)を用いた療法です。それらの芳香を通して、脳の視床下部や大脳辺縁系に直接働きかけ、リラクゼーション、リフレッシュに役立ち、また、不定愁訴も緩和します。
植物には、大豆イソフラボンのようにエストロゲン様の働きをするものがあり、アロマセラピーで用いる精油の中にも同様の働きをもつ精油がいくつかあります。
代表的な精油がフェンネル、セージ、サイプレス、ゼラニウム、バラなど。
その他不眠などの症状には、スウィートオレンジ、クラリセージ、真正ラベンダーなどが用いられます。アロマトリートメント(マッサージ)やディフューザー等を用いて室内芳香浴を取り入れるのも良いアイディアです。
4.メノポーズ攻略法:メディカル編
メノポーズチェックSMIで51点以上の結果だった方は、産婦人科医を受診してご相談なさることをお勧めします。ご参考までに、主なメノポーズの治療法は以下の3つです。
1)ホルモン補充療法(HRT : hormone replacement therapy)
2)漢方
3)サプリメント(エクオール含有)
医師は症状緩和を目的に2~5年症状等経過をみながら処方しています。症状が緩和されても、自己判断せず、今後の治療について、かかりつけ医に相談しましょう。
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※メノポーズチェックSMI点数51点未満の方も、「でも気になる」場合は、かかりつけ医に相談、または、症状により、心療内科、耳鼻咽喉科、泌尿器科などを受診し相談するのもおススメです!
5.まとめ
まずは、ご自身のココロとカラダに耳を傾け、上手に情報を活用し、エキスパートを味方につけ、年齢と共に美しさが増す、輝くメノポ世代に変えていきましょう!