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【3.11】3つの大震災から考えるNEWSの視点で防災レジリエンス

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【3.11】3つの大震災から考えるNEWSの視点で防災レジリエンス

2011年3月11日金曜日14時46分、マグニチュード9.0、三陸沖を震源地とし、未曾有の巨大地震が発生。

後日、被災に関連してお亡くなりになられた方も含めると、20,000名以上もの方々の命が奪われました。行方不明の方もいまだ2,000名以上。

あれから、もう12年が経過。

先日、トルコ南部シリア国境付近でも死亡者数50,000名を超える大地震が発生。

震災は、一瞬にして日常の営みを破壊し、時に、基礎疾患の悪化を招き、生存者にも精神的な苦痛を与えます。

世界中至る所で地震は発生し、その1/10に相当する地震発生地である日本で暮らす私たちが、「防災訓練」の枠内だけではなく、日頃から心がけたいポイント。それは、Nutrition Exercise Women‘s health Scent & Sleep NEWS!

ルーティンで実践するためのモットー、「楽しく、心地よく、自然体で」という視点を大切に、お伝えします。

目次

1. 3つの大震災から考える防災
1.1 関東大震災
1.2 阪神淡路大震災
1.3 東日本大震災
2. NEWSで高まる防災レジリエンス
2.1 いつでもどこでもエクササイズ
2.2 防災視点で考えるニュートリション
2.3 香りはココロとカラダのエナジャイザー
2.4 生理用品と小さなランドリー
3. まとめ

1. 3つの大震災から考える防災
関東大震災や東日本大震災のような海溝型地震の発生原因となる海側プレート(板状の岩層)と、阪神淡路大震災のような内陸・直下型地震の発生原因となる陸地側プレートが接する境界に位置する日本。地震大国と言われる所以です。

関東大震災・阪神淡路大震災・東日本大震災。3つの大震災について、発生日時、地震と損害の規模など、主な原因について振り返ってみましょう。

1.1 関東大震災
<発生日時> 1923年9月1日土曜日11時58分
<地震規模> マグニチュード7.9
<全壊・全焼家屋> 約290,000棟
<死亡者数と主な死因> 約100,500人 焼死90%

1.2 阪神淡路大震災
<発生日時> 1995年1月17日火曜日5時46分
<地震規模> マグニチュード7.3
<全壊・全焼家屋> 約110,000棟
<死亡者数と主な死因> 約5,500人 窒息・圧死70%

1.3 東日本大震災
<発生日時> 2011年3月11日金曜日14時46分
<地震規模> マグニチュード9.0
<全壊・全焼家屋> 約120,000棟
<死亡者数と主な死因> 約18,000人 溺死90%

発災後に私たちに降りかかる災いは、防災への意識だけではなく、地震の大きさを示すマグニチュード、発災当日の気候条件や発生日時といった環境要因にも大きく左右されます。

発災時、朝食・昼食・夕食の時間帯であれば調理に伴う火災、就寝時を襲う家具や家屋の倒壊、海岸沿いでは津波による侵襲。

発災後、避難生活では、新型コロナ感染症や季節性インフルエンザ、感染性胃腸炎など、季節や衛生環境に起因する感染症の発生。配給されたインスタント食品などによる胃腸の不調やアレルギー症状の誘発、車内生活や面識のない人たちと密度の高い住環境で生活することに起因するエコノミークラス症候群やメンタル不調。家族・知人を失った喪失感。

また、服薬・通院中の方は、残薬数や医療機関へのアクセス、ストレスフルな環境も回復過程に影響を与えます。

目の前に立ちはだかるネガティブな環境下でも、避難方法の検討、火元の管理、家具の配置、高台への速やかな移動、排泄物の取扱い方法、無添加・オーガニック保存食の備蓄、かかりつけ医との連携、相談できるコミュニティサポーターを探すなど、できることは意外とたくさんあります!

そして、立ち上がるためのレジリエンスを日ごろから鍛えること。

2. NEWSで高まる防災レジリエンス
日本国内どこにいても、世界各国どこかにいても、突如遭遇する可能性のある自然災害。

ハザードマップも確認し、家具などの倒壊に備える、避難持出品を揃えるなどの対策も大切ですが、今回は、被災者の声をベースにした、平時でも災害時でも、いつでもどこでもレジリエンスを高めることができる、条件に左右されない、与えられた環境にフレキシブルに対応可能なNEWS (Nutrition Exercise Women‘s health Scent & Sleep)の視点でお伝えします。

2.1 いつでもどこでもエクササイズ
避難生活で回避したい第1の症状、エコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)。

長時間同じ姿勢を取り続けることで、足の深部静脈に血栓(血の塊)ができ、動き出した途端に血流に乗り、運悪く肺の動脈に詰まった時、胸痛などを発症します。

避難生活では、尿意を控えたい気持ちもあり、飲水量を控える傾向になりやすく、血栓を誘発することに。

基礎疾患を有するなど発症リスクが高いひとだけではなく、これらを回避するためには、日ごろからのエクササイズと飲水の習慣が大切。メンタル不調の予防と改善にも役立ちます!

そこで、平時に揃えておきたいエクササイズアイテムは3つ。ヨガマット、ウォーキングシューズ、アウトドア用品。

ヨガマット1つあれば、天候に関わらず、自宅で毎日ヨガの実践ができ、お天気の良い日は、広大な緑地公園や海辺といったお気に入りエリアに移動が可能。発災時、仮眠スペースを作るのにも便利。

ウォーキングシューズも日ごろからのウォーキングやサイクリング、発災時の破損物を回避するためにも必要不可欠。

そして、アウトドアグッツ!日ごろから、テントやBBQセット、燃料などを揃えておくことで、ウィークエンドはアウトドアへ、発災時は、避難場所を作ることができます。

アウトドアショップUPIが提供する「UPIライフサイクルパック」には、雨水や河川水を飲料水に変える浄水器、備蓄燃料に頼らず火おこし・湯沸かしができるセットが標準装備。

2.2 防災視点で考えるニュートリション
避難所生活では、カップ麺などのインスタント食品の配給がメイン。非常食とは言え、気になる添加物が含まれている食品も多く、期間限定で利用する、もしくは、避けたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

そこでお勧めなのが、米国発アウトドアウェア企業Patagoniaの食品事業「patagonia provisions」が提供する地球環境を壊さず循環サイクルを促し、厳選された有機食材をふんだんに使い、レシピのセンスも光る食料品。

そして、日本発建築資材企業杉田エース株式会社の食品事業が開発した、ほぼ化学調味料無添加の「IZAMESHI」。

これらの商品は、防災視点の備蓄品としてだけではなく、仕事や子育てによる日常的な疲労感に伴い、調理気力が低下している時にも便利につかいこなせる逸品。

アーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツ、松の実、ピスタチオなどのナッツ類、デーツ、イチジク、アンズなどのドライフルーツ類も併せて常備しておくと、携帯にも便利です。

2.3 香りはココロとカラダのエナジャイザー
被災者の方々の声として、アロマセラピーで使用される精油(エッセンシャルオイル)の香りが非常にココロの支えになったとの意見が多く聞かれます。

実際に、東日本大震災発生後、被災地の避難所でアロマセラピーを用いて支援した際にも、避難時に、製油を咄嗟に持ち出したという男性のお話を伺うことができました。

ココロをサポートするイメージの強いエッセンシャルオイルですが、実は、抗菌作用などを有する精油もあり、ココロにもカラダにも、避難生活にもポジティブな環境をもたらす優秀なアイテムです。

最小限揃えておきたい、マスト精油はペパーミントとベルガモット。

ペパーミントのスッキリとした爽やかな香りは、活動的な気分に。抗菌作用もあるため、ウェットティッシュに滴下してお掃除もできます。

ベルガモットは不安な気持ちを和らげ、眠りへ誘う効果も。ティッシュペーパーに滴下して枕元に置いておくだけでも、ホッと安心できます。

加えて、ラベンダーもあると、眠りにも、抗菌としての利用も可能です。他の精油と合わせやすい特徴も。マルチタスクをこなす優等生。

精油と共に、無水エタノール、精製水をボトルに小分けして一緒に保管しておくと、発災時、思わぬ負傷時に、創傷をケアしたり、除菌スプレーや芳香アトマイザーも作れて便利です。

2.4 生理用品と小さなランドリー
女性の避難生活で悩ましいのが、生理、そして、お洗濯。プライバシーを保ち難い環境下で衛生面にも配慮することの大変さ。

災害時用ランジェリーメーカー株式会社ファンクションが提供する「レスキューランジェリー」は、少量の水で洗濯から乾燥まで可能な4 WAY BAG。見た目もシンプルでスタイリッシュ。洗濯・乾燥バッグ、洗剤、布ナプキン、ショーツが入ったセットです。東日本大震災の避難生活で垣間見た課題をもとに、女性起業家が女性の視点で立ち上げたオリジナルブランド。アウトドアにも便利。

精密板金業の有限会社藤電設工業では、小型ステンレス製洗濯板「関さんが作った洗濯板」の開発も進めており、洗濯用石鹸とセットで揃えたいアイテム。

番外編として、建設業をバックボーンとした株式会社カワハラ技研が製造・販売する「ほぼ紙トイレ」は、空間設計・重量・組立・廃棄・排せつ物処理と全ての面で優れており、災害弱者になりやすい女性にも子どもにも優しい逸品です。企業・自治会など、団体でのご利用に便利。

3. まとめ
1923年9月1日に発生した関東大震災。今年は100年目にあたる節目の年。奇しくも、2月には、マグニチュード7.8のトルコ・シリア地震が発生しました。

平時のレジリエンスも、災害時のレジリエンスも、いつでもどこでも、NEWSの視点で考え、行動することで解決策が見つけやすくなります。

良質なアイテムとシームレスな視点と行動で様々な困難を乗り越えましょう。きっと乗り越えられます!

[参考URL]
内閣府 https://www.bousai.go.jp/

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医療・保健の国家資格を有し、医学系学会で学びを深め、グローバルでクリエイティブな環境、読書とアート、世界の建築と庭園、お料理とグローカル食材をこよなく愛する運営者wanobiが、これまでに培った知識と経験、学びのアップデートを基に、女性・こども・家族のココロとカラダにとって大切な情報をお伝えします。日・仏・英3か国語で運営

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