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ストレスや不安な思いは昼と夜の血圧に現れる!?

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ストレスや不安な思いは昼と夜の血圧に現れる!?

「わたし、どちらかというと、血圧は低め」
朝・昼・夜、どのタイミングで測定しても低いですか?

「健診で、血圧は問題なしと言われているから、だいじょうぶ」
ご自宅やお勤め先でも血圧を測る機会はありますか?

血圧測定値に影響を与える要因は、一時的なストレス、測定環境、飲食、季節、測定時間帯など様々。

一過性に高い血圧は生理的反応であり、特に問題が無い場合も多い一方、精神的ストレスが持続することで、メンタル不調の兆しとして、高血圧の状態が現れてくる場合もあります。

朝・昼・夜で日内変化も見られる血圧の値。

どの時間帯で測定するのがベストなのでしょうか?

目次

1. 血圧はいつ測っても同じ値?
~血圧とサーカディアンリズム~
2. 血圧はどこで測っても同じ値?
~白衣高血圧と仮面高血圧~
3. ストレスや不安な思いと血圧の関係
4. まとめ

 
1. 血圧はいつ測っても同じ値?
~血圧とサーカディアンリズム~

血圧は、いつ測っても同じではありません。

朝・昼・夜の測定時間帯で変化する日内変動と四季で変化する季節変動が見られます。

生理的な反応に伴う血圧は、日内変動では、起床時から昼間帯に向かって上昇し、夜間帯では下降。季節変動では、冬季に上昇し夏季に下降します。

朝・昼・夜の日内変動では、昼間上昇し夜間下降する正常型か、また、その上昇・下降の幅(割合)などの指標によっても、「現在および未来に於ける病気のリスクは潜んでいないか?」ある程度予測することが可能です。

高血圧は「おとなの病気」と思われがちですが、この日内変動に問題がある場合や家族歴によっては、20~30代でも将来の疾病リスクが高まるため要注意。

正常な日内変動に影響を及ぼすリスクファクターは、就寝前のアルコール摂取など、ライフスタイルの中にも潜んでいます。

 
2. 血圧はどこで測っても同じ値?
~白衣高血圧と仮面高血圧~

血圧は、どこで測っても同じ値ではありません。

健康診断の結果で血圧が高く受診し、ドクターから「1週間自宅で血圧を測って再診して」と言われ測定し、「服薬治療の必要なし」と言われる方もいます。

これは、健診での測定ミスではなく、医療機関や白衣を着たメディカルスタッフを前にすると緊張し、彼らがストレッサーとなり、一時的に血圧が上昇するタイプの高血圧で白衣高血圧と呼ばれています。

一方の仮面高血圧は、医療機関での測定や健康診断などの結果で「問題なし」でも、自宅や勤務先で血圧を継続的に測定した結果、高血圧の範疇である場合を指します。

いずれのケースも、現時点では服薬などの治療が不要であっても、病気を早期発見できるように経過を見ていくことが大切です。

 
3. ストレスや不安な思いと血圧の関係
健診などで「問題なし」と判定された血圧値も、人間関係やオーバーワークに起因し、職場やご家庭がストレス環境下となっている場合、昼間帯に血圧を測ってみると、実は、常に135/85mmHg以上の高血圧(Ⅰ度)に該当しているという可能性も。

また、不安が強く、メンタル不調の兆しがある場合、就寝前の夜間帯に血圧を測定してみると、常に120/70mmHgを優に超える夜間高血圧にとして出現するケースもあります。

オーバーウェイト、甲状腺機能障害など、カラダの不調や機能不全を原因として発生すると思われがちな高血圧。

一方で、特に問題なしと思っていても、昼と夜の血圧を測定してみると、持続するストレスから波及するココロの不調が1つの兆候として見えてくるかもしれません。

とかく女性は、朝がピークに忙しい。

高血圧治療中の方は、「朝・晩の血圧測定」を進められることが多いですが、セルフチェック目的の血圧測定では、朝の測定をスキップしても、意外な盲点となる昼間帯と夜間の「測る習慣」を取り入れてみることをおススメします。

測定値の正確性を求めるなら、カラダの仕組み=血管の走行を考えると、手首で測る血圧計ではなく、上腕部=二の腕で測定する血圧計が理想的。

そして、血圧を測る前に注意したい3つの大切なポイント!それは、タバコ・アルコール・カフェインを避けること。

正しい血圧値の把握を困難にすると共に、特に、就寝前の血圧測定では、これら3つのポイントは、入眠を困難にし、睡眠のクオリティー低下にも繋がるため、血圧測定をしない日でも避けたいライフスタイルです。

 
4. まとめ
ライフスタイルの成果と病気の可能性を測る習慣として定番のヘルスチェック、体重と体温測定。

そこに「血圧を測る」習慣を追加してみると、ココロとカラダの変調が見えやすくなります。

一時的なストレス状態、季節、測定環境でも変動する血圧。だから、たった1回だけのスコアで一喜一憂する必要はありません。

一過性に高い場合、まずは、食事・運動・睡眠といったライフスタイルの微調整からトライすることをおススメします。

日本人の多くが該当すると言われている塩分の過剰摂取に反応して血圧上昇する食塩感受性高血圧。しかも、男性に比べて女性の割合が多いという現実。

塩分控えめ、かつ、野菜をたくさん食べ、ナトカリバランスを整えるはWomen’s Healthにとっても理にかなっています。

そして、ライフスタイルに香りを取り入れ、血圧上昇のリスクファクターであるストレスを軽減。

ライフスタイル調整と血圧測定を続ける中で、1~2週間以上、血圧が正常範囲を常に超えているようであれば、
測定記録を持参の上、ドクターなどのメディカルスタッフにご相談を。

セルフとプロフェッショナルのダブルケアが理想的です。

※現在、高血圧治療中の方は、かかりつけ医の指示に基づき、服薬・血圧測定を行い、ご通院をご継続下さい。

【参考文献】
「高血圧治療ガイドライン2019」日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編集

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wanobi

医療・保健の国家資格を有し、医学系学会で学びを深め、グローバルでクリエイティブな環境、読書とアート、世界の建築と庭園、お料理とグローカル食材をこよなく愛する運営者wanobiが、これまでに培った知識と経験、学びのアップデートを基に、女性・こども・家族のココロとカラダにとって大切な情報をお伝えします。日・仏・英3か国語で運営

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