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どうしたらいい?半数以上の女性が抱えるお悩みPMS/PMDDの対処法

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どうしたらいい?半数以上の女性が抱えるお悩みPMS/PMDDの対処法

毎月定期的にやってくる生理。

出血が見られる3~6日の経血期間以外にも生理に関連する症状が見られる場合もあって、日常生活のほぼ半分は生理に占領されている気分になることはありませんか?

特に問題が無ければ、25日から凡そ38日周期でやってくる生理。

このサイクルにまつわる“いつもとは違う”不快な症状と対処方法について見ていきましょう。

目次

1. 正常?問題あり?わたしの生理サイクル
2. 生理サイクルに伴う症状

2.1 PMS( premenstrual syndrome) 月経前症候群
2.2 PMDD(premenstrual dysphoric disorder) 月経前不快気分障害
2.3 月経困難症
3. どのように対処できる?
3.1 PMS( premenstrual syndrome) 月経前症候群/ PMDD(premenstrual dysphoric disorder) 月経前不快気分障害
3.2 月経困難症
4. まとめ

 
1. 正常?問題あり?わたしの生理サイクル
小学校高学年から中学生になる頃に始まる生理。

閉経を迎える平均年齢である50歳くらいまでの間、毎月繰り返し訪れる長いお付き合い。特に問題が無ければ、25日から28日サイクルでやってきます。

ストレス等心理的負荷が強くかかった時には、このサイクルに長短の変化が一時的に見られますが、3か月以上持続するようであれば病気が潜んでいる可能性も考えられます。

一方で、病気が潜んでいる可能性の他にも、がんばり過ぎのダイエットや激しいトレーニング、オーバーウェイト、アルコール摂取量が多い、服用中のお薬の影響などもあり、これらを調整することで改善する場合もありますので、心配し過ぎなくても大丈夫。

「正常?問題あり?」を判断するために、生理サイクルの長さと併せて確認したいポイントは次の3つです。

出血量、出血持続期間、痛みの度合い。

まずは月経量。通常、排尿回数は起床後から就寝前の間に5~6回程度。この排尿回数以上に生理用品を頻回に取り替えないとモレが気になるようであれば、出血量が多いと判断できます。

次に出血が見られる期間。通常4~7日程度持続します。3日以内に終了、または、10日以上もダラダラと続くようであれば要注意。

痛みの度合い。生理開始後3日までは横になって休みたいくらいの痛みがある場合があります。市販の鎮痛剤で治まらない場合は問題が潜んでいる可能性が高くなります。

 
2. 生理サイクルに伴う症状
2.1 PMS( premenstrual syndrome) 月経前症候群
生理開始前3日から10日前くらいにイライラしやすくなったり、いつもより落ち込みやすい、やる気や元気がでない、集中力が続かない、頭痛や歯痛、下腹部の張り、脚のむくみなど、カラダとココロに変調を来し、生理開始と同時または2日目くらいには症状が消失している状態。

カラダの機能に伴って起きている症状ですが、「性格」「やる気の問題」として捉えられることが多く、社会的に理解が得られにくいため、ストレス状況下に晒され、症状増悪の原因ともなります。
 
2.2 PMDD(premenstrual dysphoric disorder) 月経前不快気分障害
PMS同様、生理前の黄体期(高温期)に症状が見られるPMDD。PMSの中でも特に抑うつ気分など精神症状が重い状態です。

 
2.3 月経困難症
「生理痛」を医学用語では月経困難症と呼びます。

下腹部の張りや痛み、腰痛、頭痛、倦怠感、吐き気、下痢などの症状が生理サイクルに伴って起こるカラダの状態。主な症状は、下腹部痛、腰痛、頭痛などの「痛み」。

これらの症状には、背景にある原因によって、出血量が多い生理初日から2日目に急激な痛みと共に起きるタイプ、または、生理開始前から生理終了日まで鈍痛が続くタイプと様態は様々。

特に後者では、子宮筋腫子宮内膜症などの病気が潜んでいる可能性もあるため要注意。

 
3. どのように対処できる?
3.1 PMS( premenstrual syndrome) 月経前症候群/PMDD(premenstrual dysphoric disorder) 月経前不快気分障害
PMDDはPMSの重症型であり、婦人科を受診の上、抑うつ症状などを専門家によるカウンセリングと共に服薬管理をしていくことが大切。

一方で、PMSやPMDDの症状は、ストレスを増強させ、ストレスはこれらの症状を更に悪化させるといった増悪のスパイラルに陥りやすくなります。

この悪循環を断ち切るためには、適切なストレスリリーフを取り入れることが実は最も大切です。

役立つストレスリリーフ法は、ヨガ、ピラティスなど呼吸を整えながら行う有酸素運動。

また、瞬時に脳にダイレクトに届く香りのルートを上手く活用することもおススメです。そこで役立つメソッドはアロマテラピーなどを利用した芳香療法。リラクゼーション効果を高める音楽と共に呼吸を整えながら芳香をカラダに取り入れることで、より効果を発揮します。

それでも抑うつ気分が強く、日常生活行動に障害があるようでしたら、婦人科受診をおススメします。
 
3.2 月経困難症
痛みがある時は無理をせず、まずは、横になるなど楽な姿勢で休息することが大切です。それでも痛みの増強が見られる場合は、市販の鎮痛剤を服用、そして、婦人科受診とカラダを労わるステップを上げていくこと。

痛みの背景に子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が潜んでいる可能性がある月経困難症。

市区町村やご勤務先など「子宮頸がん検診」を受けられる機会は整っています。20歳以降は、定期的に子宮頸がん検診を受けることが、子宮頸がんだけではなく、不妊の原因にもなる病気をいち早く見つける手助けにもなります。

 
4. まとめ
卵巣機能が上手く働くことで“いつも通り”の生理サイクルは生まれます。卵巣機能は、ストレス反応から強く影響を受けるため、長引くストレスの状態、または、急激に強いストレス状態に陥った際にも、生理サイクルに変調を及ぼします。

更には、生理サイクルへの影響だけではなく、生理サイクルに伴う症状も増悪する状態へ。

ライフスタイルを調整しても、なお辛い症状にはお薬のサポートも必要ですが、まずは、あなたと相性の良いストレスリリーフ方法を取り入れ、実践することをおススメします。

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医療・保健の国家資格を有し、医学系学会で学びを深め、グローバルでクリエイティブな環境、読書とアート、世界の建築と庭園、お料理とグローカル食材をこよなく愛する運営者wanobiが、これまでに培った知識と経験、学びのアップデートを基に、女性・こども・家族のココロとカラダにとって大切な情報をお伝えします。日・仏・英3か国語で運営

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