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【メンタルヘルス】ココロに響く!休息も元気も与えてくれるアロマ

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【メンタルヘルス】ココロに響く!休息も元気も与えてくれるアロマ

上手く物事が進まない。友人や同僚、家族との関係がぎくしゃく。よく眠れない。元気がでない。

バランスが良いかはわからないけど、とりあえず、食事を摂って、出社して、睡眠時間も確保。

何とかやりこなしている毎日。

ふとした時に、少しだけ不安になる。でも、病院に行くまででもない。

そんな時、植物が育んだ恵の滴、精油(エッセンシャルオイル)の香りが、カラダとココロにすぅっと染み込んできます。

良質な精油の香りは、一瞬でその不安な気持ちさえ切り替えてくれるパワーを持ち合わせています。

今日は、そのようなパワーを与えてくれる精油の活用方法とフランス式アロマセラピーの第一人者をご紹介します。

目次

1. アロマセラピーとは?
2. 香りがココロとカラダにもたらす効果
3. イギリス式とフランス式アロマセラピーの違い
4. ネリー・グロジャン博士とbiossentiel(ビオセンシエル)
5. まとめ

1. アロマセラピーとは?
英語ではAromatherapy、フランス語Aromathérapieと表記され、アロマセラピーは英語表記を日本語に変換した言葉。アロマテラピーはフランス語表記の発音がベースとなっています。

日本ではどちらも用いられていますね。

アロマセラピーは、日本語では、芳香療法とも呼ばれています。

植物の茎、葉、根、花、木部、果皮等から抽出された芳香成分を精油(エッセンシャルオイル)と呼び、精油の香りを吸入したり、入浴剤として用いたり、マッサージ用オイルとして用いて、ココロとカラダに癒しと活力をもたらす療法です。

2. 香りがココロとカラダにもたらす効果
芳香成分が、ココロとカラダに作用する経路には、主に2つのルートがあります。

1つは、皮膚を通して血液循環に合流する経皮ルート。

もう1つは、鼻腔から大脳辺縁系へ到達する経鼻ルート。

経皮的に作用するルートでは、マッサージと併用して用いるため、筋肉の疲労回復や、緊張や不安で硬直したカラダを弛緩させてくれる役割が大きく、一方の、経鼻的ルートでは、脳にダイレクトに香りが届くため、瞬時に気持ちを切り替えてくれる効果が高く、悲しみや不安からココロを解放し、癒しを与え、時には、交感神経を優位な状態へ導き、仕事や勉強への集中力や活力を与えてくれます。

3. イギリス式とフランス式アロマセラピーの違い
アロマセラピーに関して、少しでも学んだことがある方、情報を収集された方は、現在、日本で導入されているアロマセラピーの方式には、イギリス式とフランス式があるということをご存じではないでしょうか?

では実際に、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。

【フランス式】
アロマセラピーの再発見。その語源は1937年にフランスで誕生しました。

創始者の名は、ルネ・モーリス・ガットフォセ(1881~1950)。 

同年上梓されたガットフォセ氏の著書「Aromathérapie」の表題により、その療法は日の目を浴びることとなります。

化学者であったガットフォセが、研究中に大やけどを負い、咄嗟に、ラベンダー油を塗布し、火傷の跡もなく回復に至った経緯から、アロマセラピーの研究にまい進していったのが始まりです。

先代から脈々と受け継がれていた植物療法の知恵。

植物療法でラベンダーに抗炎症・瘢痕作用があることを思い出して取った行動でした。

フランスでは、主に、医療従事者・研究者が中心となり医療機関等で用いられ、精油の扱いも厳格、かつ、高濃度で使用されるメディカルアロマセラピーが主流となりました。大学の学位・修士課程でも、医学部内に植物療法学として設置されています。

【イギリス式】
イギリスでは、キャリアオイルという植物油で希釈された精油を用いてマッサージを行います。リラクゼーション、美容が主な目的です。

フランスでは、精油を薬剤のように用いるのに対し、イギリスでは、タッチングとの相乗効果に注視しているのが特徴です。

【フランス式とイギリス式の特徴的な違いと日本のポジション】
フランス式では、濃度10%以上の高濃度で精油を用いるのに対し、イギリス式では、3%未満で用いるのが特徴的な違いとして挙げられます。

また、イギリス式では、主にマッサージ等の経皮、香りの吸入等の経鼻的に用途が限定されている一方、フランス式では、それらに加えて、精油と共に抽出されたフラワーウォーターや希釈した精油を飲む、経口や経腸利用も行われています。

日本では、イギリスに於けるアロマセラピー隆盛の後に情報が流入したこと、また、日本人の肌質も考慮された経緯から、イギリス式がより広く伝わっています。

4. ネリー・グロジャン博士とbiossentiel
フランス式アロマセラピーの第一線で活躍されている自然療法家ネリー・グロジャン氏。

南仏プロバンス地方グラヴソンで芳香博物館を営みながら、精油の蒸留、販売、スパ運営に携わっています。

同じく自然療法家であるご両親から脈々と受け継がれたアロマセラピーの豊富な知識とパッション。

食事療法にも造詣が深く、その引き締まった細身のカラダからは、エネルギーが溢れ出ています。

パッションと活動エネルギーを生み出す原動力。

グロジャン氏は、健康的なライフスタイルを支える黄金の10規律を提唱しています。

1.食事(栄養)
2.呼吸
3.運動
4.リラクゼーション
5.睡眠
6.水分摂取
7.ポジティブ思考
8.愛情とセクシャリティ
9.日光浴
10.アロマセラピー

最後に、オプションのように添えられているアロマセラピー。

グロジャン氏の哲学は、「黄金の10規律」に集約され、かつ、その順位に、経験則による実践知と理念が表出されているのではないかと思います。

彼女が生み出すエネルギーとパッションがそのまま詰め込まれた精油がbiossentiel(ビオセンシエル)。

30年以上にわたる研究の結果、2007年に誕生しました。

正に、フランス式アロマセラピーの王道を行く高濃度の精油。飲むアロマも。

国内では、新宿伊勢丹地下2階の「ビューティアポセカリー」エリアで実際に手に取って試してみることが可能です。

キャップを開栓した時、きっと、あなたにも、ポジティブなエネルギーを注いでくれることでしょう。

5.まとめ
アロマセラピーは、その精油の種類によって、食欲を増進させたり、逆に抑制したり、エクササイズ後の疲労回復に役立ったり、眠りに就きやすくしたり、ホルモン分泌バランスを整えたり、何かと私たちをサポートしてくれます。

食事も運動も頑張っているのに、思うようにココロもカラダも上手く動かず、逆にストレスになってしまったらとても残念。

そんな時にも程よい距離感で支えてくれるのがアロマセラピー、精油の力です。

自分ひとりでがんばり過ぎて、バーンアウトしてしまう前に、生活の中にアロマセラピーを取り入れてみませんか?

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医療・保健の国家資格を有し、医学系学会で学びを深め、グローバルでクリエイティブな環境、読書とアート、世界の建築と庭園、お料理とグローカル食材をこよなく愛する運営者wanobiが、これまでに培った知識と経験、学びのアップデートを基に、女性・こども・家族のココロとカラダにとって大切な情報をお伝えします。日・仏・英3か国語で運営

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